今日は少しだけ、勇気を出してみた日だった。
首にスカーフを巻いて、出勤してみたのだ。
たったそれだけのことだけど、私にとってはちょっとした挑戦だった。
似合わないスーツと、どこか浮いている自分
私が働いている職場は、15人弱の小さな事務所。はっきりとした服装のルールはなくて、配属前に教育担当の方に確認したときも、「女性が少ないからよくわからないけど、たぶんルールはないと思うよ〜」という、なんともゆるい返事だった(笑)。
新卒でひとりだけ配属された私は、最初のうちは黒のスーツにパンプスで出勤していた。
けれど、逆にそれが浮いて見える気がして、少しずつ、スーツの色を変えたり、スニーカーを履いてみたりして、徐々にラフな方向にシフトしていった。
それでも、ふとした瞬間に鏡に映る自分の姿を見ると、なんだか「スーツを着た子ども」みたいで違和感があった。気分も最悪だ。
家族には「体育の先生みたい」と笑われて、正直ちょっと傷ついた。
その日から、帰り道にGUやユニクロに立ち寄って服を見たり、YouTubeやPinterestで「オフィスカジュアル」や「きれいめコーデ」を検索したり…今までで一番服を買った1か月だったかもしれない。
変わりたい、誰のためにではなく自分のために
ある日、ふと目に入ったのは、石原さとみさんが主演していたドラマ『校閲ガール』の動画。
キラキラしていて、おしゃれで、仕事も楽しんでいる彼女の姿に一目惚れした。
「私も、ファッションをもっと楽しみたい」――そう思った。
だけど、実際に一歩踏み出すには、少しの勇気が必要だった。
「何か言われたらどうしよう」と不安もあったけれど、
「もう何言われてもいいや」と開き直って、今日は思い切ってお気に入りのスカーフを巻いて出勤してみた。
結果はというと……
案外、誰も何も言わなかった(笑)。
逆にそれが、すごく安心した。
スカーフを巻いた自分がちょっとだけ可愛く思えて、テンションも上がった。
オシャレって、こんなに仕事に前向きな気持ちをくれるんだなぁと実感した。
自分らしく働くって、こういうことかもしれない
仕事を始めてから、友人と会うことがなくなり、日々が仕事中心になっていた。
これは悪い意味ではない。
逆に仕事がなかったら、世の中へのつながりがほぼなくなり自分はどう生きればいいかわからなくなってしまうかもしれないから、逆に今は仕事でいろんな人と出会えて、たくさんのことを学べる時間を結構楽しんでいる。
その中で、こうして自分らしくいられる時間が、毎日に、私の人生の彩りをくれる。
最近の私の中のイメージは、河野悦子。
仕事もおしゃれも全力で楽しんでいる姿が、本当に素敵だと思う。
石原さとみさんの魅力を再確認…最近は動画を探して見漁っている笑。
周りを気にして生きるほど、人生は長くない
誰かにどう思われるかよりも、自分らしくいることの方が大事。
だって、たいていの人は私のことなんてそんなに気にしていないし、何か言われたとしても、それは私の人生には関係ない。
人生は私のものだし、気にしていたらあっという間に年を取ってしまう。
年を重ねてからあの時しかできないこともあった、なんて後悔をしたくないから。
今日の勇気を出した経験は、小さいことだけ度自分にとっては大きな経験だった。
これからも、少しずつ自分らしさを取り戻していこう。
スカーフひとつで始まった、そんな小さな変化と自信。

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