親元を離れて気づく自分の価値観について

こんなことを思う

年末年始、実家に数週間帰省する中で自分と家族との価値観のに直面することが多くなったような気がする。

小さな衝突や昔とは違う家の中の居心地の悪さに気づいていき、そんな中で自分が譲れないもの、心地よいと思うものなど、自身の価値観を再認識するきっかけになっている。

一番は実家のモノの多さだ。

まず玄関には靴箱をからあふれた大量の靴が置かれている。しかもそれは玄関を上がった老化にも侵食して、家の中に入るのも一苦労だ。

各部屋にある机の上にはスキンケアやメイク道具がたくさん置かれ、押し入れにはたくさんの服が詰め込まれている。モノを長く使うのはよいことだが、どんどん新しいものが入れ込まれることで、おそらく奥にある服たちは数年以上出番がないものもたくさんあるだろう。

キッチンはお箸、フォーク、スプーン、コップ、お皿に至るまで、普段3人で暮らしているにもかかわらず、それぞれの数は軽く五倍以上ある…。そして収納されきれず洗った後の食器置きに乗ったままになっている。

洗面台やお風呂も使いかけのシャンプーやコンディショナー、スキンケアやヘアケア類、貰い物類やホテルで余ったアメニティが収納に大量に詰められている。

言い出したらきりがないのだが、実家は汚いのではなくとにかくモノが多い。

そしてそのモノたちにあらゆるスペースがとられている。

特に机の上や洗面台、床などの上にもものがあるためとても狭く圧迫されているように感じる。

少し愚痴のようになってしまったが、私も大学二年生まではずっと実家暮らしだったし、家族の中でも片付けが苦手なほうだった。

大学三年生になる前の春休みに部活動を本格的に取り組みたいという思いから、大学の体育寮に移させてもらうことになった。

ほぼ一人暮らしのような状態からのスタート…家事などは小さいころからある程度やっていたこともありそこまで不安ではなかったが、片付けや掃除に関しては少し不安だった

実際母にも心配され、引っ越しの際にはいくつかの掃除道具などを買って入寮したのが懐かしい。

そして入寮…

実際入寮して2年以上経過したが、その間に部屋(自スペース)が汚くなることはほとんどなかった。しかも同期などには「りあ、全然モノないよね」と言われることが多かった。時には「どう森の初期設定みたい」と言われることもあった笑

だが自分としては万々歳だ。昔は家に帰り自分の部屋に行くと毎回「片づけないと…」と沈むことが多かった。しかし今は無駄なものがなく好きなものが少しだけ置かれ、すっきりした机の上で課題や読書などができる。今年はお花屋さんで自分のためにお花を買って飾ることもできた。

結局私の場合、不必要にモノを増やさな変えれば散らかることはないことに気づいた。そしてモノが少ない空間は落ち着く。

ビジネスホテルなどホテルに泊まった時のことを想像してみてほしい。部屋は無駄なものがなくすっきりしており、統一感のあるインテリア、清潔なベッドやカーペットに囲まれ、穏やかで快適な時間を過ごしているだろう。

私が理想とするのはそんな部屋であったことに気づいた。

正直年末年始の帰省序盤は少し家で過ごすのが辛かった。家族と過ごすことはとても落ち着くし幸せなのだが、空間が落ち着かなかったのだ。

少しずつ家の共有スペースを片付けていくことにした。おそらく母は「片づけたいけど、他の人が…」という感じだったので、一緒に片付けをしてもらい、極力物を捨てながらみんなが快適に過ごせる空間を目指していった。

一人でできそうなところはみんながいないときに少しずつ片づけることにした。

最初は「あれどこ?」「どこにしまったのー?」と探さずに言う両親に対して、少し嫌な気分になったがそのイライラをぐっと抑えた。

結局人は慣れがあるだけで、少ししたらその商況に適応していくことに気づいた。だからその中で家族のみんなそれぞれが「前よりも快適だ」と少しずつでも思ってもらえることが積み重なり、少しずつ信頼も勝ち取ることができたのだと思う。

そのおかげで小さな小言もなくなり、結構自由に片づけをさせてもらっている。

そして今日は姉が自分の部屋を掃除したい、と言ってきた。正直嬉しくて喜んで手伝った。断捨離もして最終的には一つの部屋から45リットルのごみ袋が6つ出る大作業だったが、無事に終わらせることができた。

母もそれに触発されたのか自分の部屋の断捨離も始めていた笑

正直最初はうまくいくとは思わなかった。ずっと慣れてきたものを変えるのは難しいし、結局住んでいる一人ひとりの根本のマインドが変わらないとすぐにモノが増えてしまう。

でもまず自分が率先して片づける、そして家族の意見や生活習慣を考慮しながら断捨離や収納を進めたことで、みんなの理解を得ることができて「快適さ」も同時に提供できたからだと思う。

まだまだ自分が理想とする空間には程遠いし、可能であれば「一人暮らしをしたい」と思う気持ちもあるが、この年末年始と会社の配属が決まるまでの間は少しずつみんなが快適に暮らせる家を目指して行動したい。

また退寮に向けて自分のものの断捨離をしようと思う。

最近はミニマリストとまでは言わないが、モノへの執着を手放していくことでより生きやすい生活が待っていると心から思っている。

もしずっと実家に暮らしていたら多分この考え方には至らなかったかもしれないし、片付けができない自分を責め続けていたかもしれないと思うと恐ろしい。

同じ家族でも違う人間で、価値観も考え方も同じではない。だからこそ広い世界を見て、いろんな価値観に触れ、自分の生きやすい場所・道を探すことはとても重要なことであると考えた。

P.S.

これが2024年最後のブログかな。一年間お疲れ様。

来年はいろんなものを見て、たくさん挑戦して、たくさん学んで最高の一年にしようね。

まだまだ若い!!

最後に、休み万歳、大掃除万歳✨

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